番組審議会議事録

第209回 番組審議会議事録

2014-04-25

  1. 開催年月日

    平成26年3月17日(月) 午後1時30分~午後2時30分

  2. 開催場所

    吉本興業株式会社 4階 会議室

  3. 委員の出席

    • 委員総数:7名
    • 出席委員数:5名
    • 出席委員の氏名:松浦雅則/中井政嗣/横山 勝/千秋育子/熊谷真菜
    • 欠席委員の氏名:千田伸幸/境 有紀子
    • 放送事業者側出席者の氏名:田仲豊徳/岩本重義(事務局)/久保利子(事務局)
  4. 議 題

    1. 近況報告・ご挨拶
    2. 「Majiraji!」番組説明および審議
  5. 議事の概要

    社側より近況報告および挨拶があり、議題2)について社側から番組説明が、続いて委員により審議が、下記の通り行われました。

  6. 審議内容

    社側:
    本日ご審議いただきますのは、「Majiraji!」です。これまでも何度かお聞きいただいておりますが、大阪スクールオブミュージック専門学校と大阪ダンス&アクターズ専門学校の学生、吉本興業からの様々な情報発信番組です。お笑い・ラジオドラマなど、8分間の様々なユニットで構成されています。「マジ面白くてマジためになる」番組「Majiraji!」。パソコンのストリーミング放送でも聴取可能です。2月21日金曜日の15時から16時のオンエア分をお聞きいただきました。今回は2月22日に公開された映画「キック・アス ジャスティス フォーエバー」とのタイアップ企画です。ご審議よろしくお願いします。
    本日委員AさんBさんは欠席です。Bさんからのみご意見を頂いていますので、ご紹介します。
    委員Bさんからの感想:
    今回審議させていただく番組は、情報番組としては聞きやすく、構えずに聞くことができました。DJの方も専門学校で勉強されていることもあり、声のトーンや話すテンポも聞き取りやすく、女性の方とのやり取りもスムーズだったと思います。映画の「キック・アス ジャスティス フォーエバー」の宣伝を中心に番組を展開されていましたが、1作目を見ていない私でも、面白そうな映画かも?と思いながら聞いていました。また、一般の方へのインタビューも、映画に絡めて「ヒーロー」をテーマに絞っていたのも、興味深く聴くことができました。ただ、そのインタビューの中で、映画の感想を女性が応えられていたときに、「人を殺しまくるのがよかった」というような内容があり、一瞬不快な気持ちになりました。人ぞれぞれの感想があってもちろん良いのですが、たくさんの方が耳にするラジオの場合、こういった意見はあえて放送に流すべきではないのでは、と感じました。
    委員長:
    では順番にご意見ご感想をお願いします。
    委員C:
    Bさんと同じで、インタビューでかわいい声で「人を殺し・・・」と言われるとびっくりしたので、その辺はチェックして欲しかったです。映画の紹介の前に、インタビューの答えで「新しい映画をチェックする」と男の人が応えていたのは、ちょっとつなぎ方が乱暴かな、と思いました。映画名「キック・アス ジャスティス フォーエバー」が聴き取れず、HPを見て初めて分かりました。映画なのでビジュアルがないとつらいところですが、説明がよかったのでよくわかった。でも若者以外や映画をよく知らない人には、もう少し詳しく説明があってよいかと思いました。面白そうだし、仲間内だけの盛り上がりではなく、よかったです。応援歌を歌っているグループについては、もう少し詳しく説明があって欲しかった。あなたにとってヒーローは誰?と何?という質問がごちゃごちゃになっていて、質問を統一した方がよい。お二人はプロだと思って聞いたけど、学生さんなのですね?どういう人で、どうしてその二人がしゃべっているのか、も説明してくれた方がよかったです。自分がしゃべっている時はとても良いのですが、聴き手になったときの頷き方が、「うんうんうん」「ほーほーほー」と3回繰り返すので、それは聞きづらいので直してほしいと思いました。
    委員D:
    今回は、2回聞きました。学生さんのおしゃべりは、教えられてやっているのですか?教えられたことをちゃんとしていますか?
    社側:
    はいそうです。
    委員D:
    最近の若い人の番組はこういうしゃべり方をしている人が多いと思います。みんな一緒。上手で聞きやすいけど個性がない。若い人の癖かな、そんなものが時々出て、特に映画についても、ああそんなものですか、という感じで。あまり頭には入ってこなかったですが、ラジオ番組としては聞き流しやすかったです。
    委員E:
    今回の番組がだめなら、他にいいというのがないのではと思います。DJは、この人については知らないけど、聞こうとは思えましたし、確かに言われてみれば個性はないけど、そうは思わず普通に聴きやすかったです。ターゲットも若者だけではなく、幅広く聴けたのではないでしょうか。改善点も特にありませんでした。
    委員F:
    山口君は上手で聴きやすかった。オープニングトークの朝の起き方の話もよかった。もう少し話を広げてもよかったですが。映画のタイトルは、聞いただけでは分かりにくかった。知らない映画だけど、興味がわき見てみたいと思いました。アンケートは、「映画のヒーローをどう思う?」と「あなたのヒーローは?」という質問がごちゃごちゃになっていた。コメントは若い人ばかりかな。ラジオなので年齢も聞いて、いろんな世代の人の意見があればよかった。最近は私はよくある若い芸人がしゃべる番組は見たり聞いたりしないのですが、この山口さんの進行、いけるさんの番組はいい番組だと思いました。曲はうるさかっただけかな。
    委員長:
    山口君は、ゲストに呼んだ映画宣伝の学生さんの時に、自分がしゃべりすぎかな。パーソナリティーとしてか、ゲストの話の聞き役か、どういう役回りかちょっとどっちつかずだった。やはり、人を殺すとかバタフライナイフとかの話は気になりました。ヒーローは誰?の答えは、同じようなものが多かったので、録音ならもう少しバラエティに富んだものを放送して欲しいかな。ヒーローは誰?と正義は?という質問が混在していて、ヒーローと正義ではニュアンスが違うので統一して聞きたかった。あと、お金の貸し借りで助けてもらった、という答えがあったが、時代が違うのか、昔は友達同士でお金の貸し借りってなかったのですが。今の若い人にはあるのかな、少し違和感を覚えました。意味のよくわからない答えの人もいましたし、今若いうちは良いのかもしれないですが、年齢が上がった時に為になるような外のない言葉を選ぶことも大切かと思います。
    委員F:
    この番組が目指しているものは何?というものが欲しい。今回は映画の紹介かな?「Majiraji!」の目指すものがはっきりあったうえで、番組を作ったらぶれないと思います。OSMで1年のいけるさん、2年の山口さん。1年たったらこんなに上手になるのか?というところも面白いと思います。
    委員E:
    パーソナリティって上手い人より人間味のある人の方が面白いと思うのですが、癖がない方が聞きやすいのかな?
    委員F:
    そうですね。人間味ある方がいいですね。でも司会となるとまた違ったり。
    社側:
    OSMのラジオコースの学生が減ってきています。ラジオの人気が減ってきているようなので、ナレーションコースや声優コースの学生さんから選んできてしゃべってもらっています。若い人たちにラジオそのものへの関心を高めてもらおうという番組です。
    委員F:
    面白くてためになるラジオがいいですね。
    社側:
    そういう意味では、人を殺す・バタフライナイフ・血が、などというコメントは編集しなくてはいけませんね。
    委員C:
    若い人だけで作っている番組は、一度50代くらいの人がチェックするとか必要かもしれませんね。
    委員長:
    録音番組ならチェックして編集できるると思いますが。
    委員D:
    でも映画自体がそういう殺すとかいうものだったのですからね・・・。
    委員長:
    通り魔を連想させるようなことばかり。バタフライナイフをかっこいい、と言われると、見てみたい、使ってみたいとなるでしょうし。
    委員F:
    やはりOAする側が自粛するべきだと思いますね。倫理感で。いくら個性だと言っても、面白く取り上げるのはよくないのでは。
    社側:
    ありがとうございました。
  7. その他

    1. 審議機関の答申または、改善意見に対してとった措置及びその年月日

      な し

    2. 審議機関の答申または、意見の概要を公表した場合におけるその公表内容、方法、年月日

      公表内容・・・審議の内容
      公表方法・・・事務所への備置
      自社の放送(平成26年4月29日[火] 18:58より放送)
      自社インターネットホームページに掲載(平成26年4月25日[金]より掲載)
      URL http://www.yesfm.jp

    3. その他の参考事項

      な し