番組審議会議事録

第211回 番組審議会議事録

2014-06-24

  1. 開催年月日

    平成26年5月13日(火) 午後1時30分~午後2時30分

  2. 開催場所

    吉本興業株式会社 4階 会議室

  3. 委員の出席

    • 委員総数:7名
    • 出席委員数:6名
    • 出席委員の氏名:松浦雅則/中井政嗣/横山 勝/千秋育子/熊谷真菜/境 有紀子
    • 欠席委員の氏名:千田伸幸
    • 放送事業者側出席者の氏名:田仲豊徳/岩本重義(事務局)/久保利子(事務局)
  4. 議 題

    1. 近況報告・ご挨拶
    2. JCBA近畿 防災特別番組「南海トラフ巨大地震に臨む~情報通信技術を活用した地区の防災と事業継続計画」番組説明および審議
  5. 議事の概要

    社側より近況報告および挨拶があり、議題2)について社側から番組説明が、続いて委員により審議が、下記の通り行われました。

  6. 審議内容

    社側:
    本日ご審議いただきますのは、JCBA近畿 防災特別番組「南海トラフ巨大地震に臨む~情報通信技術を活用した地区の防災と事業継続計画」です。この番組は、3月6日に大阪歴史博物館講堂にて行われましたシンポジウムの模様を収録し放送したものです。シンポジウムは基調講演や事例報告・パネルディスカッションなど、3時間半にわたって行われました。それを編集した番組放送は3月15日の17時から18時。近畿地区のコミュニティFM約25局でも放送されました。今回は1時間番組を編集せずそのままお聞きいただきました。
    本日委員Aさんは欠席ですが、ご意見は届いておりません。では、ご審議よろしくお願いいたします。
    委員長:
    では順番にご意見ご感想をお願いします。
    委員A:
    パネルディスカッションというのは、ラジオで聴くとよほどしっかり聞かないと理解できないところがあるので、できれば基調講演をもう少し聞きたかったし、事例報告も4名中2名分しか聞けなかったので、全部聞きたかったです。パネルディスカッションは補足説明だったのかもしれませんが、聞き足りなかった。事例に関しては、リアリティ・具体的なお話があってよかった。普段は「防災」に関心はあっても具体的には危機感を感じていなかったけど、もっと真剣に考えないといけないと思いました。編集の仕方か?最初の入り方のところが聞き取りにくかった。エンディングの音楽が長かったので、それならエンディングにまとめのようなナレーションが欲しかったかなと。
    委員B:
    実際のイベントは3時間半で、ラジオ放送は1時間に編集ですね。聞きにくかったです。内容もはっきり聴き取れないところもあった。話の内容はとても必要なことでしたね。事例が二つありましたが、なぜかあまり頭に残っていない。これは私の危機感が少ないせいなのか、阪神大震災から19年ですか、忘れかけているのかなと反省です。家族での集合場所ぐらいは決めていますが、もうちょっと防災に関して真剣に考えないといけないと思わされました。
    委員C:
    ラジオでも聞きやすかったし、こういうことをラジオでやっていることはすごいと思いました。また、マニュアルがなしでその場その場で発言しているのはすごいなと思いました。1時間、興味があるので聞くことができましたが、番組としてはメリハリがなくダレてくると思います。生放送ならともかく、録音編集なら、音やジングルなど入れてほしいし、すっと男の人がしゃべっていてまとめもなく、間にポイント・要点・まとめのようなものが欲しかったです。危機管理については興味を持って聞きました。1年に1~2回はこういう番組を放送して欲しいです。実際地下鉄の線路で感電するとか知りませんでしたし。具体的に「どうしたらよいか」というアドバイスがあればうれしいです。
    委員D:
    私も聞き取りにくかったです。具体的に自分に置き換えて考えることはなかったですが、話の様子を聞いて、一人ひとりの心構え・意識の大切さを感じました。いつ起こるか分からない震災についてなので、毎日毎日ちょっとした情報を繰り返し発信することが大事ではないかと思いました。
    委員E:
    こういう防災番組を聞くのは2回目ですが、Yes‐fm でOAして、どんな人が聞いたのでしょう?若い子たちが聞いたかな?と思いました。基調講演の先生の説明で、「ハイテクよりローテク」「携帯が役に立たない」「情報と行動のリンク」「防災に関しては正解がない」とか言っていますが、いくら情報発信しても聞く人がキャッチしていなかったら意味がないと思います。残念ながら何かあった時にはやはりNHKを聞こうと思ってしますのですね。AM・FM・コミュニティのラジオに関しては、日頃から、これが自分の地域のラジオ局だ、と地域密着の感じがあればその局を聞くのでしょうが。何かあった時だけでなく、日頃から若者に対して少しずつ耳に入れ続けることが大事かなと思います。年に何回かではなく、常に訓練して刷り込んでおかないと、いざという時に生かされないのではと思いました。
    委員長:
    内容もともかく、私も、誰がこの番組を聞いたのだろうと思います。イベントを主催している側と、編集者とのギャップも感じました。もっと聞きやすく編集して欲しかったです。年に1回の特番をするより、それぞれの放送局の看板番組などで、毎日少しずつでも啓蒙・発信していくことが大事なのではないかと思います。そのうち起こるであろう地震についての対応とか、何が正しいか豆知識として伝え続けることは大事ですね。
    委員E:
    ないようについてはとても良いが、3時間半のイベントを放送までの数日間で1時間に編集すると、それもいいのですが、そのあと、それを聞いた若者の議論や意見交換などがあったらもっと良かったと思います。具体的にどう行動すればよいかなどもあれば、シンポジウムも生きてきたのではないか。まだまだみんな他人事・実感がないのかな。Yes-fmとしては、災害が起こった時にどうするか決まってますか?
    社側:
    スタジオは地下なので危ないですが、万が一の場合には送信所からOAできるようにはなっています。ちゃんと検査して準備しています。ライフラインなどの情報は、一括して入ってくるシステムを作っていますが、現在大阪市の予算待ちというところもあります。
    委員E:
    危機管理については山ほど有るでしょうが、毎日、1日1分番組でもいいので、防災豆知識コーナーなどを作ってOAすることで、聞いている人に意識を刷り込むことが大事でしょうね。
    社側:
    組織やマニュアルはあっても、いざという時に機能するかどうかもわからないところではありますが、本当に危機感を持っていきたいと思います。防災豆知識のような番組作りについては、これから具体的に考えます。ありがとうございました。
  7. その他

    1. 審議機関の答申または、改善意見に対してとった措置及びその年月日

      な し

    2. 審議機関の答申または、意見の概要を公表した場合におけるその公表内容、方法、年月日

      公表内容・・・審議の内容
      公表方法・・・事務所への備置
      自社の放送(平成26年6月29日[日] 21:00からの「ミナBAR」内にて放送)
      自社インターネットホームページに掲載(平成26年6月24日[火]より掲載)
      URL http://www.yesfm.jp

    3. その他の参考事項

      な し